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インタビュー「理学療法士・作業療法に向けた元気が出るメッセージ」

インタビュー「理学療法士・作業療法に向けた元気が出るメッセージ」
撮影◎丹羽 諭 (2009年12月16日公開)


将来を展望すると、リハビリテーションの市場はまだまだ広がります。それに呼応してリハビリテーション専門職は既存の職種の枠を超えたものになっていきます。

昔はリハビリというと特殊なものでしたが、今はそうではありません。今やリハビリテーションは普遍的なユニークさをもつ医療なのです。医療の中でユニークなのは、とても変わった治療法をもっているという意味です。普通の医療は、注射を打ったり、薬を投与したり、手術したり……、かたやリハビリテーションは、患者さんに参加してもらう。一人ひとり違う病気・障害を持った患者さんに、オーダーメイドでトレーニングプログラムを組み、それを一緒にやっていただくわけです。

リハビリテーションは医療の中に学習を持ちこんだのです。その人が自分で変わっていく力、その力をプロモーションしてあげるのがリハビリテーションの仕事なのです。こういう医療は他にはありません。

老健はリハビリテーションの可能性を広げる一つの職場です。生活という視点で、その人の活動を見直す。そして今まで欠けていたものを加えていく。その人に合った生活をデザインし直すというあたりが老健の大きな仕事です。そして、それを社会へ繋げていく。

――これはリハビリテーションそのものですね。

臨床と教育と研究をくっつけてリハビリテーションという「ユニークな専門性」を維持するというのは大変なことですが、今がチャレンジする良い時でしょう。そこを全老健がサポートしてくれて、新しいリハビリの科学を作っていく基盤ができるとよいと思います。

(役職等は2009年12月16日公開時点のものです)